ジムニー ノマド受注再開という「日常に戻ってきたニュース」

2026年1月30日、スズキジムニー ノマドの受注再開を発表しました。発売は7月1日予定。個人的にも、このニュースはどこかホッとする感覚がありました。ジムニーというクルマは、常に話題の中心にいながら、実際には“なかなか手に入らない存在”であり続けてきたからです。

今回の仕様変更で注目したいのは、アダプティブクルーズコントロールの標準装備化です。とくに4速AT車では全車速追従に対応しました。正直なところ、「ジムニーにそこまで求める?」という声も聞こえてきそうですが、実際のユーザー層を考えると、とても現実的な進化だと感じます。

ジムニー ノマドは、山や林道だけのクルマではありません。通勤、買い物、子どもの送り迎え、週末の遠出。そうした“普通の生活”の中で使われている方が大半です。だからこそ、渋滞時の疲労を減らす装備や、カラーのマルチインフォメーションディスプレイのような視認性の向上は、確実に価値があります。

新車スズキ ジムニー(JC74W ノマド)にG.Guard 3層ガラスコーティングを施工。 徳島県三好市のカーコーティング専門店SOUPによる、艶と耐久性を兼ね備えた高性能なジムニー専用コーティング仕上げ。

ボディーカラーに新設定された「グラナイトグレーメタリック」も、実車で見ると印象が変わる色だと思います。写真映えよりも、汚れや傷と付き合いながら長く乗る前提の色。まさにジムニーらしい選択肢です。

価格は292万6000円。以前より上がっていますが、装備内容を冷静に見れば納得できる範囲だと感じます。抽選販売という点も含め、今回のノマドは「欲しい人が真剣に向き合うクルマ」になった、そんな印象を受けました。

進化するジムニーと、塗装を守るという考え方

徳島県三好市のカーコーティング専門店SOUPにて、新車スズキ ジムニー(JC74W ノマド)にG.Guard 3層ガラスコーティングを施工中。 下地処理から細部洗浄、ボディ全体の洗浄までを丁寧に行う施工風景。美しい艶仕上げを目指した職人の手仕事。

今回の仕様変更を見ていて、SOUPのオーナーとして自然に考えてしまったのが、「このジムニーをどう守るか」という視点でした。安全装備や電子制御が進化すればするほど、クルマは“精密な道具”になっていきます。そしてその外側にあるボディは、相変わらず紫外線、雨、泥、飛び石にさらされ続けます。

とくにジムニー ノマドのように、アウトドアと日常を行き来するクルマは、塗装への負荷が想像以上に大きいです。林道の枝、砂利道の跳ね石、洗車頻度の低下。こうした積み重ねは、数年後に確実に差として現れます。

そこで私たちSOUPが大切にしているのが、セラミックコーティングガスプライマーの組み合わせです。単に表面をピカピカにするためではありません。新車時の塗装状態をできるだけ長く維持し、「このクルマを大事にしてきた」という履歴を残すための考え方です。

ガスプライマーは、塗装表面の状態を整え、コーティングの定着を助ける下地づくりの工程です。見えない部分ですが、ここを省くかどうかで、数年後の状態はまったく違ってきます。ジムニーのように長く乗られるクルマほど、この“下地”の差は効いてきます。

 

今回のノマドは、電子装備が増え、価格も上がりました。だからこそ、ただ乗るだけでなく、「どう付き合っていくか」を考えるタイミングでもあります。セラミックコーティングは贅沢ではなく、これからのジムニーを安心して使い続けるための現実的な選択肢だと、私は思っています。

進化したジムニー ノマドが、数年後も変わらず誇らしく見えるかどうか。その答えは、乗り始めの最初の一歩で決まるのかもしれません。

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