トランプ政権が再びカリフォルニアのEV政策に挑む理由 ― 日本から見るアメリカ自動車政策の揺れ

アメリカの自動車業界で、また大きな動きがありました。2026年3月、トランプ政権の司法省がカリフォルニア州の排出ガス規制をめぐり、新たな訴訟を起こしたのです。争点はシンプルに言えば「州がEVを強制することは合法なのか」という問題です。カリフォルニア州は長年、全米でもっとも厳しい環境規制を持つ州として知られています。2035年までにガソリン車の新車販売を実質禁止し、電気自動車(EV)へ移行するという政策も、その象徴のひとつです。しかし今回、アメリカ連邦政府はこの政策が「連邦法に違反している可能性がある」として、正式に法廷で争う姿勢を見せました。
司法省は声明の中で、カリフォルニア州のEV義務化について「消費者に高いコストを強いる抑圧的な政策」であり、「連邦法の枠を越えた規制」だと主張しています。特に問題視されているのは、1975年に制定されたエネルギー政策・保全法(Energy Policy and Conservation Act)です。この法律はアメリカ全体の燃費規制や環境基準の枠組みを決めるもので、本来は州単位で異なる基準を作ることを制限しています。つまり今回の争いは「環境政策の主導権を州が持つのか、それとも連邦政府が握るのか」という根本的な問題でもあるのです。
日本からこのニュースを見ると、少し不思議に感じる方も多いかもしれません。日本では国の政策が大きな方向性を決めることが多く、ここまで州ごとに自動車政策が違うということはほとんどありません。しかしアメリカでは事情が違います。カリフォルニア州は世界第5位レベルの経済規模を持つ巨大市場で、自動車メーカーにとっては無視できない存在です。そのためカリフォルニアの環境規制は、結果的に世界の自動車開発に影響を与えるほど大きな力を持っています。
実際、過去にも同じような争いはありました。2017年から2021年のトランプ政権でも、カリフォルニア州の独自規制をめぐり長い法廷闘争が続きました。最終的には州側が優位な形で終わりましたが、今回の「トランプ第2政権」では再び同じテーマが持ち上がっています。しかも今回は、EV補助金や燃費規制の見直しなど、さまざまな政策変更が同時に進められている状況です。自動車メーカーにとっては、今後の開発戦略をどうするか判断が難しい時期になっていると言えるでしょう。
ただ、このニュースを見ていて私が感じたのは「車というものは、やはり政治や社会と切り離せない存在なんだな」ということです。自動車は単なる移動手段ではありません。エネルギー政策、環境政策、産業政策、そして地域経済。さまざまな要素が絡み合いながら進化してきました。EVかガソリン車かという議論も、本当はもっと広い視点で見なければいけないのかもしれません。
そして、こうした政策の揺れが起きるときに、意外と影響を受けるのが「車を長く大切に使う」という文化です。例えばアメリカでは、環境規制が変わるたびに新しい車が求められ、古い車の価値が揺れ動きます。しかし日本では少し違います。日本のカーオーナーの多くは、愛車をできるだけ長くきれいに保ちたいと考えています。これは私が徳島でコーティング専門店SOUPを運営していて、日々感じていることでもあります。

環境の変化や政策の変化があっても、車を大切に扱う人の気持ちは変わりません。むしろ時代が変わるほど「今ある車を長く乗る」という価値は高まっているように感じます。EVであってもガソリン車であっても、外装を守ること、素材を保護することはとても重要です。特に近年の車は塗装が薄く、環境負荷の少ない水性塗料が使われることが増えています。そのため、しっかりとした下地処理と保護が、以前よりも重要になってきています。
アメリカのEV政策のニュースを見ていると、どうしても「新しい車」の話題ばかりが目立ちます。しかし現場で車と向き合っていると、むしろ大切なのは「今ある車をどう守るか」という視点だと感じることが多いのです。時代が変わっても、車をきれいに保つという価値は変わりません。それは世界中どこでも同じなのだと思います。
EV時代でも変わらない「車を守る」という価値 ― SOUPで感じるセラミックコーティングとガスプライマーの役割

アメリカでは今、EV政策をめぐって大きな議論が起きています。カリフォルニア州が進める電動化政策と、それに対して異議を唱える連邦政府。政治の世界ではさまざまな駆け引きがありますが、車に関わる仕事をしていると、少し違う視点が見えてきます。それは「車がEVになっても、人が車を大切にする気持ちは変わらない」ということです。
私が徳島で運営しているコーティング専門店SOUPでも、ここ数年で電動車の入庫は少しずつ増えてきました。テスラやハイブリッド車、PHEVなど、パワートレインは確実に変わりつつあります。しかし車の塗装や外装の悩みは、昔とほとんど変わりません。洗車キズ、紫外線による劣化、花粉や黄砂、雨染み。こうした外的ダメージは、EVでもガソリン車でも同じように起こります。
むしろ最近の車は、塗装の性質が少し変わってきています。環境配慮の観点から水性塗料が主流になり、塗装の膜は昔より繊細になりました。これは世界的な流れで、日本車だけでなく欧州車やEVにも共通しています。つまり、塗装はよりデリケートになっているのに、車の表面はより過酷な環境にさらされているという状況なのです。
そこで重要になるのが、下地処理です。コーティングというと、どうしても「表面に膜を作る」イメージが強いですが、本当に大切なのはその前の工程です。塗装の状態を整え、素材を安定させること。その役割を担うのがガスプライマーです。SOUPでもこの工程を非常に重視しています。
ガスプライマーは、簡単に言えば塗装の表面を整え、コーティングとの密着を高めるための下地処理技術です。肉眼では見えないレベルの表面状態を整え、コーティングが本来持っている性能を最大限に発揮できる環境を作ります。これは料理でいう下ごしらえのようなもので、この工程が丁寧に行われているかどうかで、仕上がりと耐久性は大きく変わります。
その上で施工されるのがセラミックコーティングです。セラミックコーティングは、塗装の表面に強固な保護層を作り、紫外線や汚れ、化学物質から塗装を守ります。洗車キズの軽減や雨染みの付着抑制など、日常のメンテナンスを楽にする効果もあります。EVでもガソリン車でも、この保護という役割は変わりません。
むしろEVはボディデザインがシンプルで塗装面積が広く、塗装の美しさが目立ちやすい車が多い印象です。だからこそ、塗装のコンディションは車の印象を大きく左右します。せっかく静かで未来的な車でも、ボディがくすんでしまっては魅力が半減してしまいます。逆に、きれいな塗装は車全体の価値を引き上げてくれます。
私は日々車を磨きながら、「車はオーナーの気持ちを映す鏡のような存在だな」と感じることがあります。丁寧に手入れされた車には、やはりオーナーの想いが伝わってきます。そしてその想いに応えるために、私たちの仕事があるのだと思っています。
アメリカではEV政策が揺れ動き、世界の自動車業界も大きな変化の中にあります。しかしどんな時代になっても、車を大切にしたいという気持ちは変わりません。だからこそSOUPでは、ただコーティングを施工するだけでなく、車を長く美しく保つための方法を丁寧に考え続けています。
ガスプライマーで塗装を整え、セラミックコーティングで守る。このシンプルな工程の積み重ねが、車の美しさを長く支えてくれます。EVでも、ガソリン車でも、クラシックカーでも同じです。
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