2026年ハーレーダビッドソン国内モデル発表──価格一覧から見える日本市場戦略

2026年2月20日、ハーレーダビッドソン ジャパンは2026年モデルの国内ラインナップを正式発表しました。今回、日本で展開予定の23車種のうち、先行して19車種の価格が公表され、2026年3月より順次デリバリーが開始されます。
発表会では、同社代表取締役の玉木一史氏が登壇し、日本市場における今後の販売戦略について説明。「いつかはハーレーに乗ってみたい」と考える潜在層に対し、試乗機会の拡充や免許取得サポート、レンタルバイクの強化などを通じて、体験機会を増やしていく方針が示されました。
まずは、今回発表された主要19モデルの価格を、カテゴリー別に正確に整理しておきます。
■クルーザーモデル(6車種)
- ファットボーイ:327万5800円~344万0800円
- ヘリテージクラシック:324万8300円~341万3300円
- ストリートボブ:259万3800円~265万7600円
- ブレイクアウト:345万1800円~351万5600円
- ローライダーS:305万5800円~311万9600円
- ローライダーST:322万0800円~333万9600円
■グランドアメリカンツーリングモデル(4車種)
- ストリートグライド:368万8300円~408万3200円
- ストリートグライド リミテッド:435万3800円~474万8700円
- ロードグライド:386万5400円~426万0300円
- ロードグライド リミテッド:435万3800円~474万8700円
■スポーツモデル(1車種)
- ナイトスター:148万8800円
■アドベンチャーツーリングモデル(2車種)
- パンアメリカ1250ST:240万0200円~243万7600円
- パンアメリカ1250STリミテッド:315万5900円~319万3300円
■CVOモデル(4車種)
- CVOストリートグライド:646万5800円
- CVOストリートグライド リミテッド:630万0800円~731万7200円
- CVOストリートグライドST:581万0200円
- CVOロードグライドST:581万0200円~663万5200円
■Xモデル(2車種)
- ハーレーダビッドソンX350:69万9800円
- ハーレーダビッドソンX500:83万9800円
こうして俯瞰すると、約70万円台から700万円超まで極めて広い価格レンジをカバーしていることが分かります。これは裾野拡大とプレミアム維持を同時に狙う、現在のハーレーダビッドソンらしい市場戦略と言えるでしょう。
SOUPの現場感覚でも、「憧れ層」と「本格志向層」の二極化は年々はっきりしています。だからこそ今回の多層ラインナップは、日本市場との親和性が非常に高い構成だと感じています。そして、この価格帯に入ってきた今、オーナーが真剣に考えるべきテーマが“長期的な外観維持”です。

高額ハーレー時代の必須知識──セラミックコーティングとガスプライマーの実務視点

近年のハーレーダビッドソンは、単なる大型バイクではなく、明確なプレミアムプロダクトへと進化しています。特に300万円を超えるクルーザーや、600万円台に達するCVOシリーズでは、購入後の満足度を左右する要素として「外観コンディションの維持」がこれまで以上に重要になっています。
SOUPにご相談いただくハーレーオーナー様の多くが口にされるのは、「この艶をできるだけ長く保ちたい」という非常にシンプルで本質的な願いです。実際、現行ハーレーの塗装は深みのある発色と強い存在感が魅力ですが、その分だけ洗車キズや微細な曇りが視覚的に現れやすい傾向があります。
そこで私たちが重視しているのが、表面だけに頼らない“下地設計型”の施工です。具体的には、塗装面の状態を精密に整えたうえで、ガスプライマーにより分子レベルで密着環境を最適化し、その上に高耐久セラミックコーティングを施工します。この工程設計により、初期の光沢だけでなく、数年後の外観安定性に明確な差が生まれます。
特に注意したいのが、ツーリングモデルや大型クルーザー特有の条件です。車体サイズが大きく露出面積が広いハーレーは、紫外線、酸性雨、走行時の微細ダメージの影響を受けやすい構造です。さらにブラック系や濃色カラーが多いブランド特性上、保護層の質がそのまま美観の寿命に直結します。
現場で多くの車両を見てきた立場から申し上げると、納車初期の処置が適切かどうかで、3年後・5年後の印象差は想像以上に開きます。メーカーが「体験機会の拡充」でユーザーとの距離を縮めている今、オーナー側も“どう乗るか”だけでなく、“どう守るか”まで含めて準備しておくことが、後悔のないハーレーライフにつながります。
2026年モデルは、間違いなく魅力的な世代です。その価値を長期にわたって維持するために、納車直後からの施工設計まで視野に入れておく——これが、これからのハーレーオーナーにとっての新しいスタンダードになっていくと、SOUPでは考えています。


























