2026年型マツダCX-5があえて6速ATを継続する理由とは

多くの自動車メーカーが8速、あるいは10速の多段化トランスミッションへ移行している現在、自動車ファンなら誰もが「なぜ?」と思う選択があります。それが、マツダの新型CX-5が“昔ながら”の6速ATを継続採用したという事実です。徳島県三好市のカーコーティング専門店SOUPとしても、この選択に非常に注目しています。

実はこの新型CX-5、見た目こそ従来型と大きく変わらない印象を受けますが、中身には“変えない勇気”ともいえるポリシーが息づいています。マツダ北米戦略担当副社長であるステファン・マイスターフェルト氏によれば、「現行のSkyactiv-Gエンジンと6速ATの組み合わせが非常にバランス良く、走行フィールや変速感において高い評価を得ているため、あえてレシピを変える必要がなかった」と語っています。

たしかに、CX-5はファミリー向けSUVでありながら、走る楽しさにこだわったモデルです。その背景には、ロードスター(MX-5)を手がけるエンジニアたちのDNAが存在しており、ただの移動手段に留まらない“ドライビング体験”を意識して作られています。

搭載されるSkyactiv-Gエンジンは、13:1という高圧縮比を誇り、ターボに頼らずとも鋭いレスポンスを実現しています。トルクに限界があるぶん、ギア段数が多すぎると頻繁に変速してしまい、逆にドライバビリティが損なわれることもあります。その点、6速ATは常に適切なギアを保ちやすく、より自然でリニアな加速感を得やすいのです。

徳島県のカーコーティング専門店SOUPにて、新車ホンダ ヴェゼル (RV5)にSystemX Crystal SSとガスプライマーを使用したコーティング施工中の様子。

こうした“変えない哲学”には、私たちSOUPが提供するセラミックコーティングにも共通点があります。最新の施工技術や素材が登場するなかで、当店ではあえて「ベースの工程」を変えません。それは、表面処理(下地研磨)と密着性を最大限引き出すガスプライマーの重要性を知っているからです。

新型CX-5の6速ATも、我々のコーティングの下地処理も、“変えること”よりも“変えないこと”の意味を熟知している技術者の手による選択。時代に迎合せず、本当に必要な部分にだけ手を加える。それが、プロフェッショナルの姿勢だと感じます。

そして、そんなこだわりの詰まったCX-5の美しいボディラインこそ、SOUPのセラミックコーティングによって守るべき価値があるのです。最新のクルマであれ、歴代の名車であれ、私たちのミッションは変わりません。「本当に大切なクルマを、永く美しく」保つための最高の一手、それが私たちSOUPのコーティングです。

サイズアップした新型CX-5が“走り”を犠牲にしない理由

2026年モデルとなる新型マツダCX-5は、全長が従来比で約11.5cm(+4.5インチ)も拡大され、より堂々としたスタイリングに生まれ変わっています。SUVとしてのユーティリティ性能が向上する一方、気になるのはその走行性能です。サイズアップすれば当然車重も増加し、これまで通りの軽快なドライビングフィールを維持できるのか――これは多くのマツダファン、そして私たちのようなカーケアの専門家にも関心の高いポイントです。

これに対してマツダのマイスターフェルト氏は、「エンジニアたちはマツダらしいドライビングDNAを守ることに情熱を持ち続けており、たとえ車両が大きくなっても、走りの楽しさは失われない」と強調します。実際、エンジン出力は従来通りの187馬力、185lb-ft(約251Nm)のトルクを維持しつつ、車体バランスやサスペンション、シャシーの調整によって“体感性能”をキープしているとのことです。

これは、単にパワーやスピードだけに頼らない、マツダ独自の“人馬一体”思想の延長線上にあります。数値では語りきれない領域にまでこだわり抜いた設計思想は、まさに匠の技と呼ぶべきものであり、こうした姿勢には私たちSOUPも強く共感しています。

というのも、当店のセラミックコーティングもまた「数値化できない美しさ」を生み出す技術であり、単なる艶出しでは終わりません。例えば、車体が大きくなると当然ボディ面積も広がり、それに比例して紫外線や酸性雨、鉄粉、砂埃といった外的要因の影響を受けやすくなります。さらに、ファミリーカーとしての用途が増えることで、洗車頻度や汚れの蓄積度も変わってきます。

そうしたリスクに備えるためには、強靭かつ持続性の高い被膜でボディ全体を守る必要があります。SOUPのセラミックコーティングは、耐薬品性・耐紫外線性・防汚性に優れた高密度の被膜を形成し、マツダの美しいボディラインを永続的に保護します。特に最近では、ガラス系コーティングでは保護しきれない微細な傷や酸化による白濁を防ぐ点でも評価されており、「本質的な車両保護」が求められる高級SUVにこそ最適です。

さらに、施工前の徹底的な下地処理も当店のこだわりのひとつ。ボディサイズが大きくなるほど、下地処理の技術が仕上がりに直結します。ミクロ単位で塗装面の荒れや洗車傷を整えたうえで、プライマー処理からセラミックコートを塗布していく工程は、まさに“走りを犠牲にしない開発思想”と軌を一にしているといえるでしょう。

大きくなった新型CX-5が、なぜ走行性能を損なわずにいられるのか――その背景には、スペックだけで語れない職人たちの情熱とノウハウがあります。そしてその情熱は、我々SOUPにも通じています。真に“長く乗り続けたい1台”だからこそ、表面保護にも本気で取り組む。それが、カーライフを豊かにするための第一歩だと私たちは信じています。

ハイブリッド化するCX-5と、進化に合わせたコーティング戦略

2026年モデルで大幅なフルモデルチェンジを遂げたCX-5ですが、マツダはすでに次の一手として、2027年にハイブリッドモデルを導入する計画を明らかにしています。新開発の「Skyactiv-Z」パワートレインが搭載されるこの次世代CX-5は、さらなる燃費性能や環境性能の向上だけでなく、より洗練されたドライバビリティも実現することが期待されています。

興味深いのは、マツダが6速ATを新型にも採用した背景に、この将来のハイブリッドシステムとの互換性があるのではないかと考える声がある点です。しかし、取材に応じたマイスターフェルト副社長は、この点について明言を避けており、詳細は今後の発表を待つ必要があります。ただし一つ確かなのは、マツダは“速さ”や“新しさ”だけを追い求めるのではなく、「走る楽しさと信頼性の共存」という一貫した開発思想を貫いているということです。

これは、私たちSOUPのコーティングビジョンにも重なります。自動車は、テクノロジーの進化とともに形を変えますが、その一方で「長く乗る」「愛車を守る」という価値観は不変です。たとえエンジンが内燃機関から電動化に移り変わっても、ボディは常に外的リスクにさらされ続けます。そして、そのリスクは“新しければ新しいほど安心”とは限らないのです。

とくに新型CX-5のように大型化・高級化が進むモデルでは、塗装の美しさそのものがプレミアム感に直結します。艶感、質感、色の深み。こうした価値を最大限に引き出し、維持するには、単なるガラスコートでは不十分です。当店SOUPが提供するセラミックコーティングは、将来のEVやハイブリッド車にも対応した長期保護性能を備え、愛車の資産価値を維持するうえで大きな役割を果たします。

さらに、当店では新型車への対応も常にアップデートを重ねており、今回の2026年型CX-5に対しても、施工実績に基づいた最適なコーティングプランをご提案可能です。特にSUV特有のフェンダーやルーフレール部分、リアゲートの開閉に伴うキズが発生しやすい部位については、オプションで耐摩耗強化層の追加も可能です。

また、今後のハイブリッドモデルに搭載されるであろう先進センサーやカメラ類への干渉も考慮し、電子機器に影響を与えない安全な施工方法を採用しております。技術の進化とともに、コーティングの役割も「美観保護」から「機能保護」へと広がりつつあるのです。

時代は変わっても、“守るべきもの”は変わらない。それが、私たちSOUPが掲げるカーケアの哲学です。新型CX-5をご購入された皆様へ。見た目も機能も長く美しく保ちたいとお考えの際は、ぜひ一度ご相談ください。愛車に最適な一手を、私たちがご提案いたします。

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