LANCIA DELTA HF INTEGRALEが2026年に復活。時代に挑むラリーの伝説。

ラリー黄金時代を語るうえで欠かせない1台——それが「ランチア・デルタHFインテグラーレ」です。その伝説的モデルが、2026年に“HF”の名を冠して新たに復活するという発表がなされ、自動車業界だけでなく、世界中のモータースポーツファンに衝撃が走っています。正直に申し上げて、最初にこの話を耳にした時、私は懐疑的でした。ラリーで名を馳せたブランド「Lancia」が、長らく市販車においてスポーティさを失っていたのは事実だからです。

しかし今回、Stellantisグループが掲げるブランド再興のビジョンとともに、“HF”の名が単なる過去の栄光の焼き直しではなく、未来への挑戦として提示されたことに心が動かされました。特に注目すべきは、新たに登場したYpsilon HFラリーカー。FIAのRally6カテゴリーに準拠したマシンとして、すでにヨーロッパでそのポテンシャルを見せつけつつあります。そして、その流れを受けて、「Delta HF Integrale」の名前も新型デルタとともに正式に復活することが決定されたのです。

この発表は、Lanciaからの公式リリースによって明かされ、「HF」は単なるスポーツモデルの象徴ではなく、今後のブランド戦略の中心を担う存在として位置づけられています。ガンマセダンにも拡張されるとのことで、Lanciaの再起は単なる懐古趣味にとどまらず、ブランド全体の刷新に向けた本気の取り組みといえるでしょう。

新車トヨタGRヤリス(GXPA16)にSystemX PROを施工。徳島県のカーコーティング専門店SOUPによる艶やかで高耐久なセラミックコーティング仕上げ。

SOUPでは、このようなクラシック×モダンの融合を体現する車両に対して、セラミックコーティングという形で新たな命を吹き込むご提案をしています。特にデルタHFのような情熱と性能が共存する車には、表層の保護と深みのある艶を同時に実現できるコーティングが欠かせません。ガスプライマー処理と高硬度セラミック皮膜を組み合わせることで、紫外線や酸性雨といった外的要因から美しいボディを長期間守り抜くことができます。

現在SOUPでは、旧車の再生から最新EVモデルまで対応可能な施工体制を整え、徳島・香川・愛媛など四国一円から多くのご相談をいただいております。もし、かつてのHFに憧れを抱いた方が今後この新型デルタを手にされたなら、その復活劇にふさわしい最高の輝きを引き出すお手伝いを、私たちSOUPが担えればと願っております。

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新生デルタHFはEV?ハイブリッド?プラットフォームを超えた真のスポーツ性とは

2026年に登場する新型「Lancia Delta HF Integrale」ですが、気になるのはそのパワートレインです。現時点では、電動化を中心とした開発が進んでいることが示唆されています。LanciaはかねてからEV専用モデルとしてのデルタ復活を計画していましたが、近年の市場動向を踏まえ、完全なEVにこだわらず、場合によってはハイブリッドや内燃機関モデルの投入も視野に入れているようです。

その根拠として興味深いのが、同じStellantisグループに属するPeugeotが、「e-208 GTi」のガソリン仕様も検討しているという報道。これに倣えば、Lancia Delta HF Integraleにもエンジン搭載の可能性がゼロではないと言えるでしょう。実際にLanciaは「Gamma(ガンマ)」セダンをハイブリッドで展開する予定であることも発表しています。

ただし、新生デルタHFのベースとなるのは、Stellantisが展開する共有プラットフォームの一つ、つまりOpel/Vauxhallの「Mokka」と同様の基盤になると見られています。このことに懸念を感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、プラットフォームが共通でも、仕立て方次第でその走りはまったく別物になるということを、私たちクルマ業界の人間は熟知しています。

実際、地上高をわずか数センチ下げるだけで、SUVからホットハッチへと印象が一変するのが今の車づくり。もしLanciaがこのDelta HFを無闇に“クロスオーバー風”に仕立てず、低重心で踏ん張りの効いたハンドリング重視のボディデザインにまとめてくるならば、それは本物の「HFスピリット」と呼ぶにふさわしいと思います。

 

こういった車両こそ、SOUPでのセラミックコーティング施工に最適です。とくにEVやハイブリッド車両は静粛性が高く、その分、外装の美観がドライバーの満足度に直結します。SOUPでは、ボディだけでなく、ホイールやウィンドウ、ヘッドライトといったディテール部分まで丁寧にコーティングを施し、まるで一枚のアート作品のような仕上がりを実現しています。

また、最新EVにおけるボディ材質の多様化(アルミニウムや複合材など)にも柔軟に対応する施工ノウハウを持っているのがSOUPの強み。これにより、新型デルタHFのような次世代車両においても、最適な下地処理と高密着の皮膜形成が可能となり、美観だけでなく耐久性にも優れた保護が提供できます。

ガソリンでも、電動でも——クルマに対する情熱が注がれたモデルには、いつの時代も“本物のケア”が求められます。私たちSOUPは、ただ塗るだけではない「車を永く楽しむためのコーティング」を、心を込めてご提供しています。

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過去の栄光ではなく、未来への誠実な挑戦こそが真のHFスピリット

新型Lancia Delta HF Integraleに寄せられる期待は、正直に言って並大抵ではありません。なぜなら、それだけ「インテグラーレ」という名前が持つ重みが計り知れないからです。80年代から90年代初頭にかけて世界ラリー選手権(WRC)を席巻したオリジナルのデルタHF。その力強いフォルムと凄まじい走りは、当時を知るクルマ好きにとってまさに“生ける伝説”といえます。

そのような過去の象徴を今あらためて蘇らせるという行為は、単なる復刻にとどまるものではなく、Lanciaがこれからどこに向かうのか、その覚悟を世に問う強いメッセージであるべきです。事実、同社はここに来てラリー活動への再参入を果たし、かつてのHFシリーズと同じく競技フィールドでブランドを磨こうという姿勢を見せています。これがもし本物ならば、私たちファンはもう一度、Lanciaを信じることができるでしょう。

クルマというのは、スペックや形状だけでは語りきれない“魂”を持っています。SOUPが大切にしているのも、まさにこの“魂”の部分。たとえ最新EVであっても、クラシックカーであっても、そこにオーナー様の想いやこだわりが込められていれば、それは「守る価値のある存在」だと私たちは考えています。

だからこそ、私たちが提供するセラミックコーティングは単なるコストパフォーマンスを超えた「共感のサービス」でありたい。例えば、新型デルタHFを購入された方が、かつてのHFインテグラーレを思い出しながら、その想いを未来に託すように乗り継いでいく——そんなストーリーを全力でサポートするのがSOUPの使命です。

 

とくに現代の車両は、デザインが洗練されている一方で、塗装の質や保護力はかつてよりも繊細になっています。だからこそ、最先端のセラミックコーティング技術と、車両の特徴を見極めた丁寧な施工プロセスが求められるのです。SOUPでは、事前の洗浄から下地処理、ガスプライマーによる定着力の強化、そしてトップコートの仕上げまで、すべての工程において「一台入魂」の想いを込めて施工しています。

私たちは単なる施工業者ではなく、車の価値を守り、未来に受け継ぐ「パートナー」でありたい。ランチアがHFを再び名乗るように、SOUPもまた、車との“本気の付き合い”を大切にしたいと考えています。

次世代の名車が誕生するその日まで、そしてその1台が誰かの手に届くその日まで。SOUPは、徳島から変わらぬ情熱で、一台一台に誠実に向き合ってまいります。

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