粘土クリーナーで車のボンネットを磨く様子を描いたイラスト。光沢のある車体の表面を手で滑らせる粘土クリーナーと潤滑剤のスプレーボトルが描かれており、洗練されたディテイリング作業を強調するデザイン。
金村 盟(かなむら まこと)

担当者/著者情報: 金村 盟(かなむら まこと)

役職: 代表取締役
SOUPのコラム担当として、車を愛する皆様に寄り添う情報を発信しています。整備士の資格を有し、ガソリンスタンドでの業務や中古車の販売・買取事業など、長年にわたり自動車に関わる仕事を経験してきました。これらの経験を基に、車のメンテナンスやケアに関する幅広い知識をお客様に提供することを心掛けています。 車は、日々の生活や旅を豊かにするパートナーです。その大切な車を最高の状態で維持するお手伝いをするため、私自身も新しい技術や情報の習得に励んでいます。SOUPのコラムを通じて、愛車とのより良いカーライフをお届けできればと願っています。

スタッフ紹介はこちら>

粘土クリーナーは、洗車では落としきれない頑固な汚れを除去し、塗装面を滑らかに整えるための重要なアイテムです。このコラムでは、粘土クリーナーの役割、具体的な使い方、さらに作業後のアドバイスまで詳しく解説します。初めて使う方でも安心して実践できるよう、分かりやすくまとめました。

粘土クリーナーとは?どんな役割があるのか

粘土クリーナーは、車の塗装面に埋まった目に見えない汚れを取り除くために使います。これには、鉄粉や虫の跡、工業排気物などの頑固な汚れが含まれます。これらの汚れを除去することで、塗装面はツルツルの仕上がりになり、ワックスやコーティングを塗る準備が整います。

重要なポイント

粘土クリーナーは、塗装面の傷やくすみを消すものではありません。そのため、作業後にポリッシャーを使って磨いたり、保護コーティングを施したりする必要があります。

粘土クリーナーの使う頻度:どのくらい必要?

粘土クリーナーの使用頻度は年に2回程度が目安です。特に、ポリッシングやコーティングをする前には必ず使うと良いでしょう。ただし、車が鉄粉や工業汚染物質の多いエリアにある場合は、必要に応じて頻度を増やしてください。

チェック方法

塗装面を軽く触ってザラザラ感がある場合は、粘土クリーナーを使うサインです。

粘土クリーナーを使う準備:効果を最大限に引き出すコツ

1. 洗車と乾燥

作業前に、車全体を洗車して大きな汚れを取り除き、乾燥させます。これにより粘土クリーナーの効果が向上します。

2. 潤滑剤の準備

粘土クリーナーを使う際は、専用の潤滑剤が必要です。潤滑剤は粘土クリーナーの滑りを良くし、塗装面を傷つけるのを防ぎます。市販の「スプレータイプの洗浄剤」や、水とカーシャンプーを混ぜた溶液が一般的です。

粘土クリーナーの使い方:簡単ステップガイド

1. 車を洗車し乾燥させる

表面の汚れをしっかりと除去します。

2. 粘土クリーナーを小分けにする

使用する粘土クリーナーを手のひらサイズに取り、平らに整えます。

3. 潤滑剤をスプレーする

作業するエリア(約45cm四方)に潤滑剤をたっぷり噴霧します。

4. 軽く滑らせる

粘土クリーナーを上下または左右に優しく動かして塗装面をなでます。力を入れすぎると塗装を傷める可能性があるため注意しましょう。

5. 仕上がりを確認

汚れが取れると、粘土クリーナーがスムーズに滑るようになります。この感覚が得られるまで作業を続けます。

6. 余分な潤滑剤を拭き取る

作業後は、マイクロファイバークロスで塗装面を拭き上げます。

7. 全体を繰り返す

同じ手順で車全体を整えます。汚れた粘土クリーナーはこまめに新しい面を出すか、新しい粘土を用意しましょう。

注意点とプロのコツ

粘土クリーナーの保管

使用後は潤滑剤をスプレーし、専用ケースや密閉容器で保管します。

塗装保護を忘れずに

粘土クリーナーで表面を整えた後は、必ずコーティングやワックスを施して塗装を保護しましょう。

作業中の確認を怠らない

粘土クリーナーが塗装に引っかかる場合は、潤滑剤が不足している可能性があります。しっかりスプレーして滑りを良くしてください。

SOUPのアドバイス

徳島にある車コーティング専門店「SOUP」では、粘土クリーナーを使った丁寧な下地処理を行っています。このステップを大切にすることで、コーティングの効果が最大限に引き出され、美しい仕上がりが長持ちします。プロに相談したい方や、より深い知識を得たい方はぜひお気軽にご連絡ください。

関連記事・おすすめメニュー

虫やタールの簡単な取り除き方

粘土クリーナーの使い方をマスターして、愛車を最高の状態に保ちましょう!