車が雷に打たれたときに起こることとは?|安全な理由とリスク
こんにちは、カーコーティング専門店SOUPのオーナーです。今回は「車が雷に打たれたらどうなるのか?」という、普段あまり考えることのないテーマについてお話ししたいと思います。最近、アメリカ・イリノイ州で走行中のフォード・エッジが落雷に遭ったというニュースがありました。幸いにも乗っていた家族に怪我はなく、無事だったとのことですが、その後の車両には相当なダメージが見られました。
一般的に、車は金属製のボディによって、雷の電気を外側に流す「ファラデーケージ」の役割を果たします。つまり、乗っている人間に直接電流が流れるリスクは低く、比較的安全な空間となるのです。ただし、車に触れている金属部分(ドアハンドルや窓枠など)には触らないようにするのが鉄則です。内部で火花や煙が発生しても、すぐに外に飛び出すのではなく、できるだけ車内にとどまることが推奨されています。
今回の事例では、落雷後に「銃声のような大きな音」とともに煙が室内に充満し、家族は慌てて車外に避難したそうですが、実はこの行動は危険を伴います。雷は同じ場所に再び落ちる可能性があり、車の中にいる方が外よりも安全なのです。このような緊急事態でも冷静な判断が求められます。
ちなみに、車両にセラミックコーティングを施していた場合、外装ダメージの一部を軽減できる可能性も考えられます。セラミック被膜が高い絶縁性と耐熱性を持つため、金属表面への過剰な熱伝導や微細な電気腐食を防ぐ効果が期待できるからです。SOUPでは、雷雨が多い季節に備えたボディ保護対策もご提案しております。
雷による車両ダメージの具体例|フォード・エッジのケースから学ぶ
では、実際に落雷を受けた車はどのような被害を受けるのでしょうか?今回のフォード・エッジのケースを参考に見ていきましょう。
事故現場に到着した警察官が確認したところ、車両後方のバンパーは端が外れ、下部のトリムも吹き飛んでしまっていました。車体からは電装部品の配線がむき出しになり、右側のテールランプも完全に消失していたそうです。そして、決定的な手がかりとなったのが、車両上部にあるアンテナ付近に残された焼け焦げた跡でした。ここが雷の直撃ポイントだったことは間違いありません。
もちろん、電気系統は完全に故障してしまい、自走は不可能な状態に。最終的に、レッカー車で現場から移動されることになりました。このように、雷による直接的な影響で車両内部の回路が破壊されるほか、パーツの爆発や外装パネルの破損など、さまざまな損害が生じるのです。
幸いなことに、このケースではガラスの破損や火災の発生はありませんでした。しかし、雷によって燃料やオイルに着火し、大規模な火災事故に発展するリスクも現実に存在します。特に古い車両や、経年劣化でシール性能が低下している車では注意が必要です。災害リスクを軽減するためにも、日頃から車のコンディションを整えておきたいですね。
ガソリン車もEVも雷リスクは同じ|SOUPが提案するさらなる車両保護策
ここで一つ重要なポイントをお伝えしておきたいと思います。それは、「ガソリン車も電気自動車(EV)も、雷に対する安全性に大きな違いはない」という事実です。インターネットやSNSでは「EVは雷に弱い」といった誤解が拡散されることがありますが、実際にはエネルギー源の違いによって落雷時のリスクが増すわけではありません。ガソリン車もEVも、基本的に車両全体がファラデーケージとして機能するため、乗員の安全性は確保されています。
しかし、どちらのタイプの車でも、車両自体へのダメージリスクは依然として存在します。特に近年の車は、エレクトロニクス化が進んでおり、高度な電装部品が多数搭載されています。そのため、落雷による電気ショックで車両制御系やセンサー類が一気に破損してしまうケースが珍しくありません。もし万が一、こうしたトラブルに巻き込まれた場合、修理費用は高額になることも考えられます。
SOUPでは、こうした想定外のリスクに備えるため、セラミックコーティングによるボディ保護を強く推奨しています。セラミックコーティングは、単に見た目を美しくするだけではありません。落雷時の高熱や急激な衝撃から塗膜を守り、外装パネルの早期劣化を防ぐ重要な役割を担います。さらに、日常的な紫外線や酸性雨によるダメージにも耐性を発揮し、愛車のコンディションを長期的に維持できる点も大きなメリットです。
天候の急変が多いこれからの季節、雷だけでなく、さまざまな外的ストレスから愛車を守る準備を進めていきたいものですね。SOUPでは、一台一台に最適なコーティングプランをご提案しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの大切な愛車を、どんな過酷な環境下でもしっかり守るお手伝いをさせていただきます。