“軽さこそ正義”を貫くマツダの矜持|ロードスターが「ハーレー化」を拒否された理由
日本で「ロードスター」といえば、走り好きなら誰もが一度は心を惹かれる存在ではないでしょうか。1989年に登場してから35年以上、4世代にわたり進化を遂げながらも、その基本コンセプトは一切ブレていません。「軽くて、楽しい」──それがすべて。そんな唯一無二のスポーツカーをめぐって、かつてマツダは大きな決断を迫られていました。
アメリカ市場では、「もっと大きく」「もっとパワフルに」というリクエストがたびたび寄せられていたそうです。SUVや大型ピックアップが主流のアメリカにとって、軽量な2シーターは少々“華奢”に見えたのかもしれません。しかし、当時のマツダのチーフデザイナー・中山雅氏はこう答えました。「本当に欲しいのはハーレーダビッドソンなのか?」と。
つまり、見た目の迫力やスペックに振り切ったクルマは他にいくらでもある。でもロードスターには、それではダメなんです。「人馬一体」というキーワードに象徴されるように、身体の延長のように感じられるフィーリング。これこそがロードスター最大の魅力であり、どんなに時代が変わっても譲れない「芯」の部分なのです。
2015年に登場した現行のND型ロードスターは、全長約3.9m、車重約1070kgと、初代(NA型)とほとんど変わらないサイズで登場しました。現代の安全基準や装備が求められる中、この軽量化を実現したのは並大抵の努力ではありません。それでも、走りの楽しさと軽さを優先した姿勢に、私は深く共感を覚えます。
こうしたクルマには、当然ながらメンテナンスやケアにも“本物”を求めたくなるものです。SOUPでは、軽量スポーツカーにこそセラミックコーティングをおすすめしています。理由は明快で、ボディの曲線美と面構成が繊細な車種ほど、コーティングの精度が美観に直結するからです。特にソウルレッドなどのマツダ特有の深みあるカラーは、きちんと下地処理を行った上でセラミックコーティングを施すことで、見る人を惹きつける透明感が生まれます。
「ただ走るだけじゃなく、所有する喜びを最大限にしたい」──そんなオーナー様にこそ、SOUPのセラミックコーティングメニューをご体験いただきたいと考えています。ロードスターのように、軽さと感性を大切にするクルマこそ、本物のケアが似合うのです。
次世代ロードスター「NE型」の開発と、マツダが貫く“軽量至上主義”
現行のND型ロードスターがデビューしてから、すでに約10年。2026年には新型となる第5世代「NE型」の登場が予定されており、世界中のロードスターファンから注目が集まっています。しかし、時代は大きく変わりました。環境規制や衝突安全基準、騒音規制など、あらゆる“縛り”が自動車開発に重くのしかかる中、それでもマツダは「軽くて楽しいロードスター」を貫く姿勢を崩していません。
マツダCTO(最高技術責任者)の梅下隆一氏はこう語っています。「MX-5を定義する最も重要な要素は“軽い”ことです。そして2番目に重要なのも“軽い”ことなのです」。この言葉には、技術者としての執念と哲学が込められています。実際、次期ロードスターは全長を4m未満、重量を1000kg以下に抑える構想が進められているとのことで、これは初代NA型以来の軽量コンセプトの復活を意味します。
その一方で、出力の向上も現代車に求められる要素です。次期型では、新開発の2.5リッター自然吸気エンジン(SkyActiv Z系)が搭載される予定で、これは歴代ロードスター最大の排気量となります。にもかかわらず、車重は従来よりも軽くなるというのですから、驚くべきエンジニアリングです。
当然ながら、こうした軽量構造の車は、ボディの塗装面も非常に繊細です。軽さを突き詰める過程で、板金の厚みや構造にもこだわって作られているため、塗装の保護という面においても、通常の車より一層のケアが必要になります。
SOUPでは、こうしたスポーツモデルには高耐久・高撥水性に優れたセラミックコーティングを推奨しております。従来のワックスや簡易コートでは実現できない「塗装そのものを強化する」アプローチによって、愛車を永く美しく保つだけでなく、日常のメンテナンス性も大きく向上します。特に、洗車傷が目立ちやすいマツダのメタリック塗装には、硬化型のコーティングが最適です。
そして、次世代ロードスターを購入予定の方は、納車時からのコーティング施工を強くおすすめいたします。新車時の塗装は柔らかく、最もダメージを受けやすいタイミングでもあります。SOUPでは、納車日に合わせた施工スケジュールや保管方法のアドバイスも行っております。
EV化の波とロードスターの未来|変わるものと、変わらないもの
世界中の自動車メーカーが「電動化」に大きく舵を切る中、ロードスターも例外ではありません。次世代モデル「NE型」でも、マツダは将来的なEV化の可能性を視野に入れていると明言しています。ただし、それはあくまで“もし内燃機関が禁止されたら”という前提付き。つまり、現時点では「軽くて楽しいガソリン車」を続ける意思が明確にあるということです。
実際に、マツダの技術陣はICE(内燃エンジン)とBEV(バッテリーEV)の両方での開発検討を進めているとのことですが、「どちらが軽いか」と問われれば、答えは明白。やはりエンジン車の方が軽く、ロードスターの哲学にも適しているのです。
このように、ロードスターは変化の波に飲み込まれるのではなく、自らの軸足を見失わずに進化を続けています。だからこそ、多くのファンが「次もきっと最高のクルマになる」と信じて待っているのだと思います。
そして、こうしたクルマを選ぶオーナーの方々は、クルマそのものへの愛情もひとしお。だからこそ、SOUPではロードスターのように「走り」と「感性」を大切にするクルマに対して、単なる外装保護としてではなく、ライフスタイルの一部としてのコーティングをご提案しています。
未来のロードスターがEVになったとしても、車体そのものはより洗練され、美しく、そして高価な存在となるでしょう。そうした時代だからこそ、長期間にわたって愛車を“美しいまま”保つための備えが必要です。SOUPのセラミックコーティングは、紫外線や酸性雨、鉄粉や花粉といった外的ダメージから塗装面を守り、艶と色味を長くキープします。
また、将来的にEVになったとしても、塗装品質や外装素材は今よりもさらに高度化することが予想されます。SOUPでは、そうした素材特性にも対応した下地処理やコーティングメニューのアップデートを続けており、最新車両にも確実に対応できる体制を整えています。
ロードスターがガソリンでもEVでも、“愛される一台”であり続けるために──。その想いに寄り添うサービスを、これからもSOUPはご提供していきます。ぜひ、次の愛車が納車されたその日から、セラミックコーティングの価値を体感してみてください。