担当者/著者情報: 金村 盟(かなむら まこと)
役職:
代表取締役
SOUPのコラム担当として、車を愛する皆様に寄り添う情報を発信しています。整備士の資格を有し、ガソリンスタンドでの業務や中古車の販売・買取事業など、長年にわたり自動車に関わる仕事を経験してきました。これらの経験を基に、車のメンテナンスやケアに関する幅広い知識をお客様に提供することを心掛けています。
車は、日々の生活や旅を豊かにするパートナーです。その大切な車を最高の状態で維持するお手伝いをするため、私自身も新しい技術や情報の習得に励んでいます。SOUPのコラムを通じて、愛車とのより良いカーライフをお届けできればと願っています。
アダム・カローラとポール・ニューマン──レースとクラシックカーにかける情熱
クルマ好きなら誰もが憧れる名車たち。とくに、歴史を刻んできたクラシックカーやレーシングカーには、ただの「移動手段」以上の価値がありますよね。
今回は、そんなヴィンテージレーシングカーに人生をかけるアダム・カローラと、彼が敬愛する伝説の俳優&レーサー、ポール・ニューマンの話を通して、クルマを大切にすることの本当の意味を探ってみたいと思います。
そして、せっかく愛車を大切にするなら、美しさを守るための方法も知っておきたいところ。長く付き合うためのケアや、コーティングの重要性についても触れていきますので、クルマ好きの方はぜひ最後まで読んでみてください!
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アダム・カローラが集めたポール・ニューマンの名車たち
アダム・カローラといえば、アメリカで大人気のコメディアン。ラジオやポッドキャストで辛口トークを繰り広げていますが、彼にとってヴィンテージレーシングカーは決してネタではなく、本気の情熱なんです。
とくに、彼がこだわっているのがポール・ニューマンが乗っていたレーシングカーのコレクション。
「ちょっと集めてみた」なんてレベルではなく、気づけば10台以上。もはやニューマン博物館といってもいいほどのラインナップです。
カローラが所有する主なニューマンカー
- ニッサン 280ZX ターボ(1985年 & 1986年 SCCAランオフ仕様)
- ニッサン Z 2+2 ターボ(1987年 & 1988年)
- オールズモビル・カトラス トランザム(1988年 & 1989年)
- ツインターボ V8搭載 280ZX(1979年・驚異の933馬力)
- トライアンフ TR6(ニューマンがSCCAチャンピオンを獲得した1976年モデル)
- ダットサン 510(彼が初期に乗っていたコンパクトなレーサー)
- ディック・バーバー ポルシェ 935(1979年 ル・マン24時間 総合2位)
この中でも、とくに伝説的なのが1979年のル・マンで準優勝したポルシェ935。
カローラはこれを2016年に約4.4億円で手に入れたと言われています。4.4億円ですよ⁉ ちょっとした豪邸レベルです(汗)。
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ポール・ニューマン──俳優の枠を超えた本物のレーサー
レーシングキャリアのハイライト
- SCCA(スポーツカー・クラブ・オブ・アメリカ)で4度の全米チャンピオン
- ル・マン24時間耐久レース(1979年)で総合2位
- デイトナ24時間耐久レース(1995年)で70歳にして優勝!
70歳でデイトナ優勝って、すごすぎませんか?
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クラシックカーの魅力と、長く美しく保つための秘訣
アダム・カローラのようにクラシックカーを集める人が大切にしているのは、単に「動く状態を維持すること」だけじゃありません。長く美しく保つことも、コレクターにとっては大事なポイントです。
ヴィンテージカーに必要なコーティングとは?
- 紫外線や酸性雨からの保護
- 走行時の傷や汚れ防止
- 塗装の光沢を長期間維持
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まとめ:クルマを愛する気持ちを形にする
アダム・カローラは、ポール・ニューマンが愛したレーシングカーを集めることで、彼のスピリットを未来に伝えようとしているのかもしれません。
そして、それは僕たちが愛車を大切にすることにも通じるのではないでしょうか?
「カローラみたいにレーシングカーは買えないけど、今乗ってるクルマをできるだけ長くキレイに保ちたい」
そんな想いを持っているなら、正しいメンテナンスやコーティングを考えてみるのもアリですよね。