中古車の走行距離と年式の比較を視覚的に表現したイラスト。1台は新しい年式の車で適度な走行距離、もう1台は古い年式の車で低走行距離を示している。背景には都市環境(市街地走行を象徴)と高速道路(長距離走行を象徴)の要素が組み込まれ、車両の状態の違いを強調したクリーンでプロフェッショナルなデザイン。
金村 盟(かなむら まこと)

担当者/著者情報: 金村 盟(かなむら まこと)

役職: 代表取締役
SOUPのコラム担当として、車を愛する皆様に寄り添う情報を発信しています。整備士の資格を有し、ガソリンスタンドでの業務や中古車の販売・買取事業など、長年にわたり自動車に関わる仕事を経験してきました。これらの経験を基に、車のメンテナンスやケアに関する幅広い知識をお客様に提供することを心掛けています。 車は、日々の生活や旅を豊かにするパートナーです。その大切な車を最高の状態で維持するお手伝いをするため、私自身も新しい技術や情報の習得に励んでいます。SOUPのコラムを通じて、愛車とのより良いカーライフをお届けできればと願っています。

スタッフ紹介はこちら>

中古車購入における「走行距離」vs「年式」:どちらが重要?

中古車を購入する際、「走行距離」と「年式」のどちらを優先すべきかは、多くの人にとって悩ましい問題です。一般的に、走行距離が短い車や年式が新しい車は高値が付く傾向にありますが、これだけで車の価値を判断するのは不十分です。

このコラムでは、それぞれの要素が中古車選びにどのように影響するのかを詳しく解説し、賢い選び方をご紹介します。

走行距離:何が重要か?

距離だけでは測れない車の価値

走行距離は、車の使用状況を示す大きな指標ですが、それだけでは車の状態を完全に把握することはできません。同じ10万km走行の車でも、整備状況や使用条件によって状態は大きく異なります。

  • 都市部の使用 vs 高速道路での使用
    都市部のストップ&ゴーが多い運転では、ブレーキやトランスミッションへの負担が大きくなります。一方、高速道路を長時間走る車はエンジンへの負担が少なく、良好な状態を保ちやすいです。

Q: 高走行距離車は避けるべきですか?

A: 必ずしもそうではありません。定期的に整備された高走行距離車は、手入れの行き届いていない低走行距離車よりも信頼性が高い場合があります。また、高走行距離車は購入価格が抑えられるため、予算内で高性能な車を手に入れるチャンスでもあります。

年式:新しいほど良い?

安全技術と快適装備の進化

新しい年式の車は、以下のような先進的な機能が搭載されている場合が多いです:

  • 自動ブレーキ(事故回避能力が向上)
  • 車線逸脱警報(高速道路での安全性向上)
  • ブラインドスポットモニター(駐車場や車線変更時の安心感を提供)

Q: 古い年式の車でも買う価値がありますか?

A: 古い年式の車でも、整備状況が良好であれば長く使用することができます。特に、トヨタやホンダといった信頼性の高いブランドは、年式が古くても十分に検討する価値があります。

どちらを優先するべきか?

「走行距離」と「年式」のどちらを優先すべきかは、購入者の目的や使用条件によります。

こんな人には「走行距離重視」がオススメ:

  • 通勤や日常使いがメインの人
  • メンテナンス費用を抑えたい人

こんな人には「年式重視」がオススメ:

  • 長距離運転や家族での使用を想定している人
  • 最新の安全装備が必要な人

Q: どちらも妥協せずに探す方法はありますか?

A: 認定中古車を検討するのがおすすめです。ディーラーが点検・整備した車両は、状態が良く、保証が付いていることが多いため安心して購入できます。

購入前に確認すべきポイント

どんな中古車を選ぶ場合でも、以下の確認を怠らないようにしましょう:

  • メンテナンス履歴
    オイル交換や部品交換が適切に行われている車を選びましょう。
  • 試乗
    実際に試乗して、エンジン音や操作感、乗り心地を確認してください。
  • 修復歴の有無
    修復歴がある車は、事故の影響で見えない部分に問題が残っている可能性があるため、慎重に判断しましょう。

結論

中古車購入において「走行距離」か「年式」かを一概に判断することは難しいです。重要なのは、車の使用状況や整備履歴を総合的に評価することです。また、購入後も長く安心して乗れるよう、信頼できる整備士に点検を依頼することをおすすめします。

関連コラム: 中古車の選び方ガイド

関連サービス: 徳島県の車買取専門店エムネットのオンライン査定

関連メニュー: SOUPのセラミックコーティング