ドラムブレーキとディスクブレーキの詳細な比較イラスト。左側には密閉構造のドラムブレーキが描かれ、内部のブレーキドラムとブレーキシューが明確に表現されています。右側にはオープン構造のディスクブレーキがあり、ローター、キャリパー、ブレーキパッドがはっきりと描写されています。どちらも現代的で正確なスタイルでデザインされ、視覚的に2つのブレーキシステムの違いが一目でわかる内容。
金村 盟(かなむら まこと)

担当者/著者情報: 金村 盟(かなむら まこと)

役職: 代表取締役
SOUPのコラム担当として、車を愛する皆様に寄り添う情報を発信しています。整備士の資格を有し、ガソリンスタンドでの業務や中古車の販売・買取事業など、長年にわたり自動車に関わる仕事を経験してきました。これらの経験を基に、車のメンテナンスやケアに関する幅広い知識をお客様に提供することを心掛けています。 車は、日々の生活や旅を豊かにするパートナーです。その大切な車を最高の状態で維持するお手伝いをするため、私自身も新しい技術や情報の習得に励んでいます。SOUPのコラムを通じて、愛車とのより良いカーライフをお届けできればと願っています。

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車の安全性を支える重要な部品といえばブレーキ。その中でも「ドラムブレーキ」と「ディスクブレーキ」は、それぞれ独自の特徴を持っています。この違いを理解することは、車選びやメンテナンスで大きな助けになるでしょう。このコラムでは、初心者でもわかりやすく、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説しつつ、選び方のポイントもご紹介します!

ドラムブレーキとディスクブレーキの基本をおさらい

ドラムブレーキとは?

ドラムブレーキは、その名の通りドラム(円筒)の中にブレーキシューが組み込まれたシンプルな構造。昔から使われている伝統的なブレーキシステムで、以下の特徴があります。

構造: ブレーキシューがドラムの内側に押し付けられて摩擦を発生。

メリット: コストが安く、耐久性が高い。

デメリット: 熱がこもりやすく、連続使用で性能が低下しやすい。

ディスクブレーキとは?

一方、ディスクブレーキは、回転するローターをブレーキパッドで挟むことで摩擦を発生させます。最近の車やスポーツカーでよく採用されているブレーキシステムです。

構造: ローターをブレーキパッドが挟み込む仕組み。

メリット: 優れた制動力と熱放散性。

デメリット: 初期費用が高く、メンテナンスコストもやや高い。

どっちがいい?ドラムブレーキとディスクブレーキのメリット・デメリット

ドラムブレーキのメリット

1. コスパ抜群: 製造コストが低く、特に商用車やコンパクトカーに最適。

2. 耐久性に優れる: 長期間の使用にも強く、重たい荷物を運ぶ車に向いている。

3. 駐車ブレーキ機能: 駐車時のブレーキが一体化されており便利。

ドラムブレーキのデメリット

1. 熱がこもりやすい: 熱を逃がしにくく、長い下り坂などで性能が落ちることも。

2. 定期的な調整が必要: 効果を維持するためにメンテナンスの手間がかかる。

ディスクブレーキのメリット

1. 優れた制動力: 高速走行やスポーツ走行でも安定したブレーキ性能を発揮。

2. 熱放散が速い: 熱を効率的に逃がすため、連続使用でも性能が落ちにくい。

3. メンテナンスが楽: 調整の必要が少なく、時間も手間も節約できる。

ディスクブレーキのデメリット

1. コストが高い: 初期費用や交換費用がドラムブレーキより高め。

2. 錆びやすい: 雨や雪などの環境にさらされるため、ローター部分が錆びることがある。

どちらを選ぶ?用途別のおすすめブレーキ

スポーツカーやパフォーマンス重視の車:

 スピードや制動力が求められる場面では、ディスクブレーキが断然おすすめ。短い制動距離と安定性が魅力です。

商用車や日常使いのコンパクトカー:

 コストや耐久性を重視するならドラムブレーキ。特に長距離運転や荷物運びが多い方にぴったりです。

SOUPからのワンポイントアドバイス

ブレーキダストや汚れは、そのまま放置しておくとホイールの美観を損ねるだけでなく、車全体のイメージにも影響を与えます。SOUPでは、ホイールクリーニングや専用コーティングで、お車をいつでもベストな状態に保つお手伝いをしています。ぜひ、愛車ケアの一環としてご活用ください。

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