担当者/著者情報: 金村 盟(かなむら まこと)
役職:
代表取締役
SOUPのコラム担当として、車を愛する皆様に寄り添う情報を発信しています。整備士の資格を有し、ガソリンスタンドでの業務や中古車の販売・買取事業など、長年にわたり自動車に関わる仕事を経験してきました。これらの経験を基に、車のメンテナンスやケアに関する幅広い知識をお客様に提供することを心掛けています。
車は、日々の生活や旅を豊かにするパートナーです。その大切な車を最高の状態で維持するお手伝いをするため、私自身も新しい技術や情報の習得に励んでいます。SOUPのコラムを通じて、愛車とのより良いカーライフをお届けできればと願っています。
スティーブ・マックイーン:永遠の「キング・オブ・クール」と車への情熱
スティーブ・マックイーンといえば、「キング・オブ・クール」の異名を持つ伝説的な俳優です。その卓越した演技力だけでなく、並外れたモータースポーツ愛好家としての一面でも知られています。彼の情熱は、所有していた車の数々に如実に表れています。100台以上を所有したとされる彼のコレクションの中から、特に注目すべき8台を詳しくご紹介します。
1968年 フォード マスタング GT390 ファストバック
映画『ブリット』で使用されたこの1968年型フォード マスタング GT390は、マックイーンの象徴的な愛車のひとつです。特徴的なハイランドグリーンのボディに6.4リッターV8エンジンを搭載し、320馬力を発揮します。この車は、わずか13秒未満で0-400mを駆け抜ける俊敏性を誇り、映画のカーチェイスシーンを語り草にしました。現在も、このマスタングは「映画史上最も有名なマッスルカー」として愛されています。
1956年 ジャガー XKSS
ジャガー XKSSは、わずか16台しか製造されなかった極めて希少なモデルです。この車は、ジャガー Dタイプをベースにした公道仕様で、250馬力を発揮する3.4リッター直列6気筒エンジンを搭載しています。スティーブ・マックイーンは一度この車を手放しましたが、後に買い戻すほど強い愛着を持っていました。その優雅でスポーティなデザインは、現在でも多くのクラシックカーファンを魅了しています。
1957年 ジャガー Dタイプ
1957年型ジャガー Dタイプは、ル・マン24時間レースで3度の優勝を果たした伝説的なレーシングカーです。このモデルは、流線型デザインとリアのテールフィンが特徴で、3.0リッターから3.8リッターまでのエンジンバリエーションが存在します。スティーブ・マックイーンが所有していたこの車は、レースカーの美学と性能を融合した完璧な例といえるでしょう。
1967年 フェラーリ 275 GTB/4
スティーブ・マックイーンが所有した1967年型フェラーリ 275 GTB/4は、3.3リッターV12エンジンを搭載し、最高出力300馬力を発揮します。この車は最高速度260km/hを超える性能を持ち、彼が購入後に深みのある赤に塗り替えたことで、さらなる個性が加わりました。流麗なデザインと高い走行性能を兼ね備えたこのモデルは、フェラーリファンにとって憧れの存在です。
1963年 フェラーリ 250 GT ベルリネッタ ルッソ
フェラーリ 250 GT ベルリネッタ ルッソは、スティーブ・マックイーンが日常の足として愛用した車です。3.0リッターV12エンジンを搭載し、240馬力を発揮。この車の滑らかな曲線と洗練された内装は、フェラーリのクラフトマンシップを象徴しています。彼のライフスタイルに調和したモデルとして知られています。
1970年 ポルシェ 911S
映画『栄光のル・マン』に登場した1970年型ポルシェ 911Sは、マックイーンのデイリードライバーでもありました。2.0リッター空冷フラット6エンジンを搭載し、最大出力180馬力を誇ります。その軽量設計と洗練されたデザインは、ドライビングの楽しさを追求するポルシェの哲学を体現しています。
1958年 ポルシェ 356 1600 スーパー スピードスター
軽量で機敏なスポーツカーを愛するマックイーンは、1958年製ポルシェ 356 1600 スーパー スピードスターも所有していました。1.6リッター水平対向4気筒エンジンで75馬力という控えめな出力ながら、その軽さと俊敏性で、特にカーブの多い道では真価を発揮する車でした。
1969年 シボレー カマロ SS
アメリカンマッスルカーへの情熱を持つマックイーンは、1969年型シボレー カマロ SSもそのガレージに加えていました。6.5リッターV8エンジンで375馬力を発揮するこの車は、彼のアメリカ車への愛情を象徴するモデルです。
あなたのカーライフを豊かに
スティーブ・マックイーンが愛した車は、彼のライフスタイルそのものを象徴しています。あなたも、自分の愛車を特別な存在にするために、適切なケアを始めてみませんか?