クロームホイールの洗浄と磨きのステップを示すイラスト。中心に輝くクロームホイールがあり、周囲にはソフトブラシ、マイクロファイバータオル、スプレーボトルなどの清掃道具が配置され、各工程をわかりやすく示している。背景はシンプルでホイールと道具が際立つデザイン
金村 盟(かなむら まこと)

担当者/著者情報: 金村 盟(かなむら まこと)

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SOUPのコラム担当として、車を愛する皆様に寄り添う情報を発信しています。整備士の資格を有し、ガソリンスタンドでの業務や中古車の販売・買取事業など、長年にわたり自動車に関わる仕事を経験してきました。これらの経験を基に、車のメンテナンスやケアに関する幅広い知識をお客様に提供することを心掛けています。 車は、日々の生活や旅を豊かにするパートナーです。その大切な車を最高の状態で維持するお手伝いをするため、私自身も新しい技術や情報の習得に励んでいます。SOUPのコラムを通じて、愛車とのより良いカーライフをお届けできればと願っています。

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クロームホイールは、車に華やかな高級感をプラスする定番のカスタマイズアイテムです。その輝きを保つためには、こまめなお手入れが欠かせません。このコラムでは、クロームホイールを長持ちさせるための洗浄と磨き方について、やさしく丁寧にご紹介します。

クロームホイールの特性とお手入れの重要性

まず知っておきたいのは、クロームは柔らかい金属であり、他の金属の表面を美しく覆うために使用されている点です。クロームの最大の敵は「ブレーキダスト」。ブレーキダストは、ブレーキパッドやローターから発生する微細な粉塵で、非常に腐食性が高いため、定期的に掃除しなければクローム表面を傷つける原因になります。

クロームホイールの洗浄手順

1. 最初にホイールをしっかりとすすぐ

強めの水流でホイール全体をすすぎ、汚れやブレーキダストを流します。

2. 専用クリーナーで汚れを除去

クロームホイール専用の中性クリーナーをホイールにスプレーし、柔らかいブラシで優しくこすります。一本ずつ丁寧に進めると、仕上がりが美しくなります。

3. ブラシで隅々まで洗浄

狭い隙間にも届く柔軟なブラシを使い、スポークの間や奥の部分までしっかりと汚れを落とします。特にホイールナット周辺は汚れが溜まりやすい場所なので、専用ブラシで丁寧に掃除しましょう。

4.タイヤハウスも忘れずに

タイヤハウスには泥や砂などが溜まりやすいので、強力なクリーナーを使い、頑丈なブラシでしっかりと汚れを落とします。ホイールとタイヤハウスでブラシを分けることが、傷を防ぐポイントです。

5. すすぎと乾燥

ホイールとタイヤハウス全体を丁寧にすすぎ、マイクロファイバータオルでしっかりと水分を拭き取ります。水滴が残ると水アカの原因になるため、ここでの乾燥は重要です。

ホイールの磨き方

1. クローム用ポリッシュで磨く

適切なクローム専用ポリッシュを用意し、柔らかいポリッシングツールを使って優しく磨きます。軽く塗布してからポリッシングツールで磨き上げると、均一で美しい輝きを得られます。

2. 電動ドリルでのポリッシング

電動ドリルに装着したポリッシングツールを使用する場合は、低速で始めて、ゆっくりとポリッシュを伸ばしながら磨いていきます。ムラが出ないようにホイール全体をまんべんなく磨きましょう。

3. マイクロファイバーで仕上げ

ポリッシュを拭き取り、清潔なマイクロファイバータオルでホイール全体をやさしく仕上げます。輝きがより一層引き立ちます。

保護コーティングで輝きを長持ち

最後にホイール専用のコーティングやワックスを塗布することで、ブレーキダストや汚れから保護します。これにより、美しい輝きを長く保て、メンテナンスも簡単になります。

タイヤワックスで仕上げる

タイヤにツヤを与えるためには、シリコンを含まない水性タイプのタイヤワックスがおすすめです。これにより、自然で上品な仕上がりとなり、タイヤが長持ちします。

おわりに

クロームホイールは適切なお手入れで、長くその美しさを楽しむことができます。定期的な洗浄と磨きでピカピカの輝きを維持しましょう。この手順を参考に、ぜひ愛車のホイールをより美しく保ってください。