ジムニー ノマド、再びチャンスが巡ってきたという現実

2026年1月15日、スズキから発表された「ジムニー ノマド」の注文再開のニュースは、正直なところ、私自身も少し胸が高鳴りました。SOUPには日々さまざまな車が入庫しますが、その中でもジムニー系、とくにノマドに関する相談はこの一年、本当に多かったからです。
今回のポイントはとてもシンプルです。2026年1月30日から2月28日までの間、全国のスズキ販売店で抽選申し込みを行い、納車順は先着ではなく抽選で決まる。この仕組み自体に、今のジムニー ノマドが置かれている立ち位置がよく表れていると感じます。
もともとジムニー ノマドは、発表直後から販売計画を大きく上回る注文が入り、わずか数日で受注停止となりました。それだけ「必要としている人が多いクルマ」だったということです。アウトドアや雪道といった分かりやすい用途だけでなく、日常の足としても成立するサイズ感と無骨さ。このバランスに惹かれた方が本当に多い印象です。

SOUPでお客様と話していると、「派手なクルマはいらないけど、ちゃんと使えて、長く付き合える一台が欲しい」という声をよく聞きます。ジムニー ノマドは、まさにその気持ちに素直に応えてくれる存在です。流行っているからではなく、生活の中で意味を持つクルマ。その需要が抽選という形になったのは、ある意味自然な流れかもしれません。
抽選販売と聞くと、少し身構えてしまう方もいると思います。ただ、先着順で焦る必要がなく、「ちゃんと考えて申し込める」という点では、悪くない仕組みだと感じています。結果は販売店から直接連絡が来る形ですし、変に情報に振り回されずに済むのも今の時代には合っています。

そして、ここからがSOUPのオーナーとしてどうしても伝えたい部分です。こうした人気車種ほど、納車された瞬間がゴールではなく、「どう付き合っていくか」が本当のスタートになります。ジムニー ノマドは使われ方がハードになりやすい分、外装のダメージも早く現れがちです。だからこそ、最初の一手がとても大切になります。
新車時にきちんと下地を整え、塗装そのものを守る準備をしておくこと。それは見た目のためだけではなく、数年後に「このクルマを選んでよかった」と思えるかどうかに直結します。抽選に当たるかどうかを待つ時間も含めて、ジムニー ノマドとの付き合い方を考えてみる。そんな余白が、今回の再受注にはあるように感じています。
ジムニー ノマドと長く付き合うために、最初にやっておきたいこと

ジムニー ノマドは、いわゆる「キレイに乗るクルマ」ではありません。泥が付くこともあれば、枝に擦れることもあります。だからこそ、「どうせ汚れるから何もしなくていい」と思われがちです。でも実際には、その逆だとSOUPでは考えています。
塗装は一度傷んでしまうと、元には戻りません。紫外線、雨、砂、鉄粉。これらは毎日少しずつ蓄積していきます。特にジムニー ノマドのように屋外使用が前提の車両は、その影響を受けやすいのが現実です。だからこそ、新車のうちに塗装を守る土台を作っておくことが、後々の安心につながります。
SOUPで行っているセラミックコーティングは、「ツヤを出すため」だけのものではありません。塗装表面にしっかりとした保護層を作り、汚れが固着しにくい状態を保つことを目的にしています。洗車が楽になる、というのも事実ですが、それ以上に劣化のスピードを抑えるという点が大きな意味を持ちます。
さらに、SOUPではガスプライマーという工程をとても大切にしています。これは簡単に言えば、塗装とコーティングの間をつなぐ役割を果たす下地処理です。この工程があるかないかで、コーティングの定着や持続性は大きく変わります。目には見えませんが、ここを丁寧に行うことで、数年後の状態に確かな差が出ます。
ジムニー ノマドは「使ってナンボ」のクルマです。だからこそ、多少の傷や汚れを過度に気にする必要はありません。ただし、ベースとなる塗装が守られているかどうかで、その傷の深さや修復のしやすさは大きく変わります。これは実際に多くの車両を見てきた中で、はっきりと言えることです。
抽選で手に入れる一台だからこそ、「当たったら終わり」ではなく、「当たったその日からどう守るか」を考えてほしい。SOUPとしては、ジムニー ノマドを選んだ方に、何年経っても「このクルマで良かった」と思ってもらえる状態を維持してほしいと本気で思っています。
派手な言葉はいりません。特別なことをする必要もありません。ただ、最初にきちんと向き合っておく。それだけで、ジムニー ノマドとの時間は、確実に変わってきます。抽選結果を待ちながら、そんな未来を少し想像してみるのも、悪くない時間ではないでしょうか。


























