いま、新車のマツダ・ロードスターを選ぶべき理由

スポーツカーが高嶺の花になりつつある今、あえて「新車のマツダ・ロードスター」を選ぶという決断には、かつてないほどの現実的な価値があります。長年カーコーティング専門店SOUPを運営し、数えきれないほどのロードスターを施工してきた私が感じるのは、2025年のいまこそ“新車ロードスターの黄金期”だということです。

かつて1990年、初代ロードスター(NA型)が登場したとき、その価格は約138万円でした。当時は英国やイタリアの小型オープンスポーツが市場を席巻していた時代。しかしロードスターは、日本車ならではの信頼性と軽快なハンドリングを兼ね備え、一瞬にして多くのファンを虜にしました。それから35年を経た今、4世代にわたるモデルが存在し、中古市場には数多くのロードスターが流通しています。

中古車の魅力ももちろん理解しています。手頃な価格で走りを楽しめるのはロードスターの大きな美点のひとつです。しかし、プロの目から見ると、中古車はボディの微細なキズや酸化、紫外線による劣化など“塗装ダメージの蓄積”が避けられません。どれほど丁寧に乗られていても、時間とともに塗装は確実に疲弊していくのです。

その点、いまの新車ロードスターは特別です。ここ数年の自動車市場ではインフレや為替の影響で価格高騰が続いていますが、ロードスターだけは驚くほど価格上昇を抑えています。これは、マツダがモデルチェンジを急がず、長年の生産設備と設計を熟成させ、コストを最適化しているからです。結果として、他のスポーツモデルが400万円台を超える中、ロードスターは300万円前後から購入できる「最後の手頃な純ガソリンスポーツカー」と言っても過言ではありません。

 

そしてこの“新車購入のタイミング”こそ、カーコーティングの観点からも理想的です。新車の塗装はまだ化学的安定期にあり、下地の状態が均一。ここでSOUPが提供する「ガスプライマー下地+セラミックコーティング」を施工することで、塗膜を完全に定着させ、将来にわたって汚れ・紫外線・酸性雨からボディを守ることができます。施工直後の透明感、そして数年後でも変わらぬ光沢は、新車時点でしか得られない“特権”なのです。

中古車を選ぶ前に、ぜひ「新車+長期保護」という選択肢を考えてほしい。ロードスターという“走る歓び”の象徴を、最良の状態で維持できるのは、まさに今なのです。

ロードスターの魅力を最大限に引き出す下地づくり

マツダ・ロードスターの魅力は、スペックだけでは語れません。コンパクトなボディと50:50の重量配分、そしてオープンで走る“風の感覚”。それらが一体となることで、単なる移動手段を超えた「感性のクルマ」として存在しています。だからこそ、オーナーの多くは「美しさ」を非常に大切にしています。

SOUPでは、新車ロードスターの施工時にまず“塗装面のコンディション診断”を行います。一見完璧に見える新車塗装でも、輸送やディーラー展示時に付着した鉄粉・ミスト・微細キズが存在します。これらを丁寧に除去し、ガスプライマーによる下地安定処理を施すことで、塗膜の結合力を高め、セラミックコーティングの密着を最大化します。

この“ガスプライマー処理”は、一般的なコーティング下地とは一線を画します。化学反応を利用して塗膜の分子構造を整え、表面張力を最適化するため、コーティング剤の被膜形成が均一になりやすく、施工後の膜厚ムラが生じにくいのです。結果として、深みのある艶と高い撥水性能、そして耐久性が格段に向上します。

ロードスターはオープンボディゆえに、ボンネットやトランク上面が強い紫外線を受けます。特に赤系やソウルレッドのような高発色カラーでは、日焼けによる退色が顕著です。しかし、セラミックコーティング+ガスプライマーの組み合わせなら、紫外線反射性と酸化防止性を高め、発色を長期間キープできます。

また、オープン走行時に舞う砂塵や花粉、虫の付着なども避けられません。コーティング皮膜があることで、これらの汚れは塗膜に浸透せず、軽い洗車で落とせるようになります。結果として、洗車頻度の低減と塗装寿命の延長が両立するのです。

私はよくお客様にこうお伝えします。「ロードスターは美しい時がいちばん速い」。外観が整っていると、走りのテンションも上がる。見た目とメカニカルの両立こそが、この車の本質です。そして、その第一歩は“下地づくり”にあります。

新車ロードスターを長く輝かせるためのアフターケア

ロードスターは、乗るたびに心が晴れるクルマです。だからこそ、長く美しい状態を維持するための「アフターケア」が大切になります。SOUPでは納車直後の施工から3年間を「保護維持期」と位置づけ、計画的なメンテナンスをご提案しています。

まず納車後1か月以内には、コーティング被膜が完全硬化する前に“初期安定洗浄”を行うことを推奨しています。これは硬化途中で付着した微細な汚れを除去し、表面張力を均一化するための大切な工程です。次に半年~1年ごとのメンテナンスでは、表面の鉄粉や油膜を除去しながら、トップコートを再形成します。

このメンテナンスを繰り返すことで、セラミック皮膜は常に新しい状態を保ち、光沢が“深み”を増していきます。特にロードスターのようなオープンカーでは、幌やゴムパーツへの紫外線ダメージが蓄積しやすいため、定期的なUVプロテクト施工も効果的です。SOUPでは幌用専用コート剤も併用し、ボディと幌の美観を一体的に守ります。

さらに、屋外保管が多い方には“親水性仕上げ”をおすすめしています。雨天時に水が薄く広がることでウォータースポットを抑え、常に美しい映り込みを維持できます。逆に屋内保管や週末ドライブ中心の方には“撥水性仕上げ”が向いており、水滴の切れが良く、光の反射もよりシャープに感じられます。

こうした最適化の積み重ねが、ロードスターの塗装を10年後も艶やかに保ちます。そしてそれは、再販時の価値にも確実に反映されます。新車時に適切な下地処理とコーティングをしておくことは、将来のメンテナンスコストを大幅に減らす“投資”でもあるのです。

今、ロードスターは手に届く価格帯で手に入る、最後の純ガソリン・ピュアスポーツです。走る喜びをそのままの形で楽しめるこのクルマを、最高の状態で所有してほしい。
SOUPでは、その第一歩となる「新車施工プラン」をご用意しています。ガスプライマーによる下地強化と、セラミックコーティングの深い艶――それがロードスターの“走る歓び”を永続させる、最も確実な方法だと私は信じています。

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