ついに動き出したSTI復活の狼煙──2台の電動ハッチバックが示す新時代

こんにちは、徳島県三好市にあるカーコーティング専門店SOUPオーナーです。つい先日、とても心躍るニュースが飛び込んできました。それは、「スバルSTIが、電動のハッチバックとして戻ってくる」という話題です。

2025年10月末に開催されるジャパンモビリティショーで、スバルはPerformance-E STIPerformance-B STIという2台のパフォーマンスコンセプトカーを披露するとのことで、往年のSTIファンとしても、そしてカーケアに携わる者としても、見逃せない発表です。

実は、STI(スバル・テクニカ・インターナショナル)のWRXバージョンが生産終了してから、もう5年が経とうとしています。あの重低音のボクサーサウンド、圧倒的な加速感、四輪をバランスよく使ったコーナリング性能──。それらが現代の規制の中でどう蘇るのか。今回のコンセプトカーたちは、その「未来」を垣間見せてくれるのです。

まずPerformance-E STI完全電動モデル。スリムなヘッドライトと鋭いフロントのフォルムが特徴的で、テスラのModel 3にも似た印象を受けました。ハッチバック形状という点では、最近のWRXにはない新鮮さもあります。これは都市部での実用性も意識された設計かもしれませんね。

一方で、Performance-B STIはファンにとってさらに注目すべき存在です。現行WRXや日本国内専売のLevorgに近いワゴンスタイルで、リアには大きなウイングを装備。しかも驚くことに、スバルが「ボクサーエンジンをベースにしたハイブリッド」と明言しています。つまり、完全なEVではなく、内燃機関の魂を残した電動スポーツモデルというわけです。

これこそが、私たちの心を打つポイントなのです。電動化が進む中で、メーカーが「過去」と「未来」をどう融合させていくか──そこに“ものづくり”の本質があります。そして、それはクルマだけに限った話ではありません。

 

例えば、私たちSOUPで行っているセラミックコーティングガスプライマーも、まさにこの融合の上に成り立っています。従来の手作業による磨きの技術と、最先端の被膜形成化学の融合。それが、SOUPが提供する深みのある仕上がりです。特にガスプライマーによる高温定着処理は、まるでハイブリッドSTIのように、「伝統」と「革新」のバランスを美しく保ちます。

電動化の時代に向けて、クルマもコーティングも進化しています。ただピカピカに見えるだけでなく、汚れにくさ、耐久性、メンテナンスのしやすさ……これらすべてを両立させることが求められています。そして、これは見た目の美しさだけでなく、機能的な価値の再設計にもつながっているのです。

スバルが次に送り出すSTIが、未来のスポーツカー像をどう描くのか。私たちが手がけるガスプライマーとセラミックコーティングの進化と重ね合わせながら、その姿を楽しみに待ちたいと思います。

スバルが見据える「ハイブリッドSTI」の現実味──性能と情熱の共存を目指して

さて、前回はスバルの2台のSTIコンセプトカーについてご紹介しましたが、今回は特に注目すべきPerformance-B STIに焦点を当てたいと思います。このモデルは、スバルが長年育んできた水平対向エンジンと、現代の技術である電動アシストを組み合わせた、まさに「温故知新」を体現する1台です。

スバルによると、このモデルは“実用性と先進性能のバランス”を追求し、シンメトリカルAWD(全輪駆動)とハイブリッドユニットを組み合わせるとのこと。つまり、完全EVにはまだ踏み込まず、あくまでボクサーエンジンを「ベース」に据えたハイブリッドとしての提案という点が重要です。これにより、従来のSTIファンが求めるレスポンスやドライビングフィールを残しつつ、現代の環境性能にも適応していく構えです。

私たちSOUPが日々向き合っているカーコーティングの現場でも、こうした「性能と環境性能の両立」は常に意識しているテーマです。たとえば、セラミックコーティングにおいても、艶やかさや保護力だけでなく、洗車回数の削減=水資源の節約や洗剤使用量の低減といった、環境への配慮も結果的に実現しています。

徳島県三好市のカーコーティング専門店SOUPにて、スズキ ZC33S スイフトスポーツにSystemX PROセラミックコーティングを施工。 ガスプライマーを併用し、塗装との高密着を実現するプロフェッショナルな工程。

また、当店が導入しているガスプライマーは、従来のコーティング前処理とは一線を画す技術です。ガスバーナーでの加熱により分子レベルで定着させるこの方法は、単なる艶出しではなく、化学的な密着力を高めることで、撥水性能や耐久性を大きく引き上げます。これは、ただの“見た目の良さ”を超えた、「実用性に裏付けされた美しさ」なのです。

この「実用性×美」の融合は、まさにPerformance-B STIが目指す姿そのものではないでしょうか。最新技術に頼り切るのではなく、これまでスバルが培ってきた技術や感性を尊重しながら、新たな価値を創造していく。その考え方は、私たちSOUPの理念──「愛車の価値を守り、高め、次世代へとつなぐ」という姿勢と重なります。

そしてこのモデルが「ハッチバック」であることも見逃せません。従来のWRX=セダンというイメージから一歩進み、実用性と走行性能の両立を象徴するような形状です。荷室容量や取り回しのしやすさも含め、現代のライフスタイルにマッチしたパッケージングは、日常使いにも配慮したモデルになる可能性を秘めています。

クルマの進化とは、単に速くなることではありません。時代に合わせて変化しながらも、「ドライバーをワクワクさせる本質」を失わないことが、真の進化ではないでしょうか。Performance-B STIの存在は、それを私たちに問いかけているように感じます。

スバルSTIが描く未来と、SOUPが地域で築く「次世代カーライフ」

スバルが「STI復活」という形で見せてくれた2台のコンセプトカーは、単なる未来のスポーツカーというだけではなく、これからのカーライフのあり方を提案しているように思います。電動化が進む中で、“情熱”をどのようにクルマへ注ぐのか。ハンドルを握る喜びをどう次世代へ伝えていくのか──。

私たちSOUPが追い求めているのも、まさにその問いへの答えです。

例えば、セラミックコーティング一つをとっても、「ただの艶出し」や「洗車が楽になる」という表面的なメリットだけに留まらず、愛車との時間をより深く豊かにする体験を提供することが重要だと考えています。たとえば、休日の朝、家族と出かける前に眺める“美しいボディライン”。その瞬間の誇らしさや安心感──それを支えているのが、コーティングという目に見えにくい仕事です。

そして、ガスプライマーによる高温定着処理は、まさにその“見えない仕事”の象徴。強固な結合を生むだけでなく、外的要因(紫外線・酸性雨・ブレーキダストなど)から塗装面を強く守り抜く力があります。これは、ただ車を「守る」だけでなく、時間という資産を守る技術でもあるのです。

ホンダ FL5 シビックタイプRのボディ研磨作業(下地処理) 徳島県三好市のカーコーティング専門店SOUPが実施するボディ研磨。 塗装面の微細な傷やくすみを丁寧に除去し、SystemXセラミックコーティングの定着性を最大限に高めるプロの下地処理。

このように、SOUPでのサービスは「最新=正義」ではなく、「本当に必要な進化」を見極めながら、お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添う形で提供しています。だからこそ、地方・三好市という地でありながら、県外や他府県からもお客様が訪れてくださるのだと、日々実感しています。

今回のスバルSTI復活における注目点も、そこにあります。決して「EV一辺倒」に振り切るのではなく、従来の技術や熱意を継承しながら、未来へと接続するアプローチ──それは、量産前提のリアルな提案です。メーカーの都合ではなく、ユーザー目線での進化。そこに、私たちSOUPも深く共鳴しています。

車が好きな人の「心」に響くモノづくり。そのために必要なのは、「性能」だけでなく「感性」や「哲学」。そして、その車の美しさを長く保つためのパートナーが必要になります。私たちは、“一台の車がもたらす喜びを最大化する”ためのプロフェッショナルでありたいと考えています。

もしあなたがこれから手にする新しいSTI、あるいは今乗っている愛車に、より深い愛着と価値を持たせたいと思うなら──セラミックコーティング+ガスプライマーという選択肢は、間違いなくその一助になるはずです。

STIが復活するその日、SOUPでも「未来の車にふさわしい最先端の美しさ」を提供できるよう、私たちも進化を止めません。

徳島県三好市、SOUPでお待ちしています。

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